上戸彩と斎藤工の共演で、ドラマ版の続編となる禁断の不倫愛を描く映画『昼顔』。その主題歌にロックユニット・LOVE PSYCHEDELICOの「Place Of Love」が起用されることが明らかに。
LOVE PSYCHEDELICOが映画主題歌を担当するのは、2004年公開『ホテルビーナス』、2012年公開『任侠ヘルパー』、2013年公開『自縄自縛の私』につづき4作目。今作でメガホンをとる西谷弘監督とは『任侠ヘルパー』以来、5年ぶりに再びタッグを組むこととなった。
今年初頭に西谷監督からのオファーを受け、書き下ろした「Place Of Love」は、LOVE PSYCHEDELICOらしいギターリフを聴かせながらも、深く壮大なストリングスが印象的なサウンドに。楽曲を聴いた西谷監督は「一方通行的な楽曲提供で終わることはなかった。2人の魂が、哲学が、惜しむことなく何度もスクリーンにぶつけられた。そして生まれたのは永遠に色あせることのない“茜色の愛の詩”だった」と映画の世界観とのマッチングに感嘆しつつ「KUMIさん、NAOKIさん、2人のチームメイトに感謝しています」と言葉を贈った。
主演の上戸も「特にイントロ部分が『ザ・昼顔』という感じで、歌詞の内容も『昼顔』の主題歌以外としては考えられないほどその世界観にぴったりだと思います」と感激。さらに「私は映画『昼顔』を観終わったとき大きく深いため息をついてしまったのですが、その余韻に浸れて切なくなれる、そして心が苦しくなるような、とても世界観を大事にしてくださった主題歌だと思います。ぜひ劇場で映画と共に感じていただきたいです」と呼びかけた。
主題歌発表に伴い、楽曲を使用した映画の予告映像も解禁。『昼顔』の世界観をこれでもかと押し出す楽曲に合わせ、交錯する紗和と北野の運命を描いている。
ドラマ版では、紗和(上戸)と北野(斎藤)それぞれに夫、妻がいるにも関わらず、不倫関係に陥り、それが本気の恋愛に発展。クライマックスでは、紗和が紆余曲折を経て夫と離婚し、独り身に。一方の北野は、離婚しない意志を持つ妻とともに遠く離れた場所に引っ越した。映画版は、その3年後、遠く離れた海辺の町でふたりが出会ってしまうところから始まる。